人間には我慢しなければならないものと、我慢してはいけないものがあります。例えば食欲と睡眠欲。これらはどちらでしょうか。そうです。誰でも分かると思いますが、我慢してはいけないものです。我慢をすることが命にかかわるからです。食欲も睡眠欲も通常であれば我慢しようと思っても、永遠に我慢できるものではありません。死まではいかなくとも、必ずどこかで体が不調をきたします。
ではもう一つの三大欲求である性欲はどうでしょうか。こちらは我慢できますし、我慢しすぎたことで命に関わるというわけではありません。性欲は誰にも迷惑をかけないのであれば、我慢する必要はありませんが、人目のある部分では我慢するよう社会的なマナーとなっています。
では女性特有の生理痛はどうでしょうか。こちらは我慢しなければならない痛みなのでしょうか。男性は女性の生理痛の苦労をまったくといっていいほど知りません。しかし、大方責任ある立場に就いているのは男性のほうが多く、これまでは女性特有の悩みは相談できず、我慢するものという風潮でしたが、本来はどうなのでしょうか。また、ソープではどうなのでしょうか。
また生理痛やPMSなので月経トラブルを改善する為に、ピルを飲んでみたいけど
どうやって始めたら良いの?といろいろな疑問があると思います。
今回はこれらをご紹介します。
生理痛は我慢だめ
まずはこちらが大前提です。生理痛を我慢して働くというのは良いことではありません。ソープでも必ず申告し、休みをもらうようにしましょう。もしくは補助などの軽作業程度にとどめるべきだと思います。生理痛は我慢し続けてはならない痛みです。
自分で痛みが尋常ではないと感じたら、別の病気の可能性もあるので、婦人科などを受診するようにしましょう。
ただソープでは生理痛を我慢してしまう人が大変多いのも事実です。これはお客さんが減ってしまうこと、自分の収入のことなど先のことを考えてしまうことから起こります。
しかし考えてみてください。身体を壊したら多くの人にさらに迷惑をかけてしまうことになります。「これくらいなら働ける」と思っても、ちょっと今日はしんどいなと少しでも思ったらお休みをいただくようにしましょう。
結果としてこちらの判断のほうが、長くソープで活躍できることにもつながります。これはどんな仕事にもあてはまりますが、無理をしすぎることで、職業的寿命を縮めてしまうなんてことが数多くケースとしてあります。これはもはや本末転倒です。
小さな迷惑をかけまいとする心づかいがあだとなり、かえって大きい問題をかけてしまう。このようなことがよくあるのです。
ピルの値段について
皆さんご存じの通り、医者の処方が必要なピル。ここで気になるのが、毎月続けられるかのお値段です。症状や種類によっては、保険適用になる場合もあります。「生理痛」や「月経血の量が多い」場合、保険がききます。一か月の費用は、2000円~3000円。
お医者さんには、生理前や生理中の症状を必ず伝えましょう。
ピルにも相性がある?
今では生理痛を軽減する効用もある低用量ピルは、種類も豊富になりました。
それぞれ黄体ホルモンの種類、有効成分の配分量に違いがあります。生理痛が重い人向けのものは「PMSがひどい」人向け、「月経血の量が多い」人向けなどです。
初めて飲むとき、多くの人が使って副作用の報告が少ないものからここは試してみるのが実は良いかもしれません。
そしてまずピルを処方されたら、体になじむ3か月は飲み続けることを医師に勧められます。
これは、ピルとは体内のホルモン量をしっかり調整するお薬。そのためその人それぞれに合う・合わないが出てきます。そのため、吐き気や頭痛、むくみなどの副作用はきつくなるときは、3か月経つ前に病院で再度相談しましょう。
そうすると他のピルをきちんと紹介してくれるはずです。これさえ飲めば大丈夫というわけではないのです。これは種類や世代により、人により合うものというのは違ってきます。自分に合ったピルに出会うまで、少し手間がかかるかもしれないのですが、出会ってしまえばパートナーになってくれます。
まとめ
生理痛を我慢しすぎてはいけない理由を説明しました。生理痛は決して根性論で片付けていい類の痛みではないことが分かって頂けたかと思います。
そして、自分の体の異常は自分にしか分からないというのも知っておきましょう。身体が元気なうちは無理もききますが、年を重ねていくとそうもいきません。
生理痛は症状や場合によっては、病気のサインである可能性も十分にあります。病気や生理痛などトラブルのリスクを減らしてくれるのが「低用量ピル」です。ここ最近ではジェネリック医薬品などの低用量ピルも出ています。このためより取り入れやすくなったのではないかと思われます。生理にまつわるトラブルを楽にする目的で、まずは婦人科へ相談してみるのはいかがでしょうか。