ソープの仕事をやろうと思っても、実際に本を読んだりネットサーフィンをしても実態というのはよく分かりません。これは自分で実際に経験しなければ分からないものです。例えばバスケットボールをやったことのない人には、バスケの魅力も大変さもどんなに説明してもまったく伝わらないのと一緒です。
しかし、体験は難しいけどソープのことをできるだけ知りたいという人は多いと思います。その場合どうすれば伝わるのか。そうです。ソープを経験した人の話を直接聞く、これがソープへの理解を深めるために適している方法の一つだと思います。
今回は実際にソープで7年働いた30代女性に話を聞いてみました。焦点を絞って聞いたのはソープのメリットとデメリットについてです。
それではインタビューを紹介させていただきます。
お金が稼げるならいいかも
私は大阪府でソープ嬢をやっている30代の女性です。ソープを始めたきっかけはみんなとそんなに大きく変わりません。とにかくお金を手っ取り早く稼ぎたかったからということにつきます。
きっかけは借金でした。というのも実はこれは私自身の借金というわけではありません。当時付き合っていた彼氏の借金を返すために借金をしたというのが正しいでしょうか。馬鹿ですよね。そのときは借金をしてもすぐに返せるだろうと思っていました。それよりも彼氏に嫌われることの方が1000倍嫌でした。
今思えば彼氏はお金遣いが荒い方だったと思います。突然ブランド品のバッグをプレゼントしてくれたり、頻繁に高級レストランに連れて行ってくれたりしました。私はそれまで、まともな恋愛をしたことがなく、かっこよくて私を大事にしてくれるこの彼氏が私の運命の王子様なのだと思っていました。
しかしこのような日々は長くは続きませんでした。ある日、彼氏から折り入って大切な話があると言われました。幼馴染といってもいい親友がお金に困っていて、ほぼ全財産を預けてしまったと言ってきました。しかし、心配はいらないと。その友達とは幼稚園からの付き合いだし、親の顔も知っている。もちろん家だって。今は困っているかもしれないけど、いいやつだし、そのうちきちんと返してくれる男だと言われました。
私はまともに友達と呼べる人が周りにいなかったので、男の友情に感動してしまいました。「だからほんのちょっとでいいから生活費をくれないか」と言われたときも私、ためらわずに貸していました。金額も数万円だったので、それくらいならいいかなと。しかし金額はどんどん膨れていきました。
ある日、私の携帯電話が鳴りました。怖い男の人、つまり闇金からでした。500万円をお前の彼氏に貸しているというもので、連帯保証人に書かれていたのが、私の名前だったそうです。
私は怖くて、消費者金融に駆け込み、そのお金を借り、闇金に払ってしまいました。そこから私の地獄の日々が始まりました。彼氏は音信不通。気づけば借金だけが残ってしまったのです。
希望の光
そんなとき、高額収入でネットの求人広告をしらべたとき、ソープを見つけました。私はとにかくお金を返して普通の生活にもどりたい。借金とりから鬼電のかかってこない、幸せな毎日を取り戻したいと思い、ソープに駆け込みました。このときのことはよく覚えていないのですが、お店の方が優しかったことだけはしっかりと覚えています。
ソープで良かった
ソープのイメージは私にとってあまり良いものではなかったので、そこで経験したものは驚きの連続でした。ただ、それはいい意味での驚きです。まずスタッフももちろんお客様にも私は恵まれました。
最初はお客さんに嫌われたらどうしようと思っていましたが、お客さんが逆にプレイに不慣れな私に「大丈夫だよ」と声をかけてくれました。私はとにかく低姿勢で、感謝の言葉を口にするという姿勢でやっていたのも良かったのかもしれせん。
マットプレイも最初の2年間はぎこちなくて、見れたものじゃなかったと思いますが、そのうち自然と上達していきました。
そして何より、たくさんの給料を頂けるようになったというのがうれしかったです。頑張った月ですと、月収で100万円を超えるときもあったかと思います。今までスーパーのレジ打ちのバイトなどやってきましたが、こんな金額を稼ぐことはとてもできません。このときは本当にソープを始めてよかったと思いましたね。
デメリットと教訓
私にとってお金を稼ぐために始めたソープなので、日々のいさかいは些細なこととしか思えませんでした。デメリットをあげろと言われても、すぐには思い出せません。しかし強いていうならば、やはり現場仕事なので、体力が必要ということでしょうか。
私は体が強い方では特になかったので、一日が終わるとへとへとになっていました。体力の面でいえば、ソープはマットプレイもあるので、他の風俗よりも過酷かもしれません。
ソープ選びのポイントはやはり金額のおおきさだと思います。高額報酬の前では、どんな大変さも一瞬でかすみます。
