風俗嬢の天敵・・・アソコの病気(STD)。
衛生器具をつけていればたいていは防げますが、万一のときは自分の身体は自分で守る!しかありません。
もしものとき知ってて損はない知識をご紹介します。(その10)
サイトメガロウイルス感染症
成人の90%以上が抗体を持っています
原因は感染者の体液に含まれるサイトメガロウイルス。
日本人の多くは乳幼児期に感染経験があり、成人の90%以上が抗体を持っています。
よって再感染することは無いですが、ヘルペスのように再発することがあります。
症状はだるさや発熱、肝臓や脾臓の異常など。
感染の可能性がある行為
- 感染者の体液(唾液・涙・母乳・尿・便・血液・膣液・精液など)にとの密接な接触
※妊娠中に感染すると赤ちゃんに胎内感染することがあります。
予防法
日本の成人のほとんどは感染経験があり、抗体を持っています。
発症までの潜伏期間
【女・男】20~60日
症状
【女・男】伝染性単核球症(キス病)・倦怠感(だるさ)・発熱・のどの痛み・首のリンパ節のはれ・湿疹が出る・肝臓や脾臓の拡大、肝機能異常
※成人後に感染してもほとんど症状は出ません。
治療法・治療期間
安静にして経過を観察
※免疫不全者(血液透析者・がん患者・免疫抑制剤使用者・HIV感染者など)の網膜炎や肺炎などの治療では抗ウイルス剤を使用
治療期間は4~6週間
感染の可能性
極めて低い(成人のほとんどは抗体を持っています)
備考
発祥時に免疫力(病気などへの抵抗力)が低下すると肺炎、網膜炎、胃腸炎、脳炎などになることもあります。
また、妊婦や免疫不全者は予防の意味で、自分が抗体を持っているかどうか検査すると良いでしょう。
発症すると妊婦は赤ちゃんへの胎内感染、免疫不全者は症状が重くなり死に至ることがあるので注意が必要です。
成人T細胞白血病
母子感染には気をつけましょう
ヒトT細胞白血病ウイルスI型の感染で起こる病気です。
ほとんどの発症者は40歳以上で、最も多いのは60~70歳代。よって病名に「成人」と付きます。
日本の全感染者は約100万人で、そのうち発症するのは年間約700人。
性行為では男性から女性に感染します。
感染の可能性がある行為
- 性行為(生)
- 母乳による母子感染
- 感染者からの輸血
予防法
コンドームの着用・女性感染者は赤ちゃんを人工乳(粉ミルクなど)で育てる
発症までの潜伏期間
【女・男】30~70年
症状
発症するのは赤ちゃんのときに母子感染した感染者のみと思って大丈夫です。症状は出ないことが多いようです。
【女・男】リンパ節のはれ(首、わきの下、足のつけ根など)・肝臓のはれ、脾臓のはれ・原因不明の皮疹・血液中のカルシウム値の上昇による、のどの渇き、意識障害、不整脈
治療法・治療期間
症状により治療せずに経過観察、抗がん剤による治療、骨髄移植などさまざま
状態により変化(最終的に完全に治る可能性は少ない)
感染の可能性
性行為によって男性感染者から未感染女性に感染るのは、夫婦間でも結婚2年後で20%です。
備考
将来的に発症の可能性があるのは、赤ちゃんのときに母親から感染した人のみと思ってかまいません。
よって女性感染者は、赤ちゃんを母乳ではなく人工乳で育てることを勧められます。
性行為で感染しても将来的に発症することはほぼありませんが、感染後に赤ちゃんを産んだ場合は母子感染に注意が必要です。
輸血による感染は、献血時の検査が強化されたため現在では無いと思って大丈夫です。