風俗嬢の天敵・・・アソコの病気(STD)。
衛生器具をつけていればたいていは防げますが、万一のときは自分の身体は自分で守る!しかありません。
もしものとき知ってて損はない知識をご紹介します。(その2)
HIV感染症(エイズ)
感染の確率は低いけど注意が必要!
1回のセックスでの感染率は0.1~1%と低いですが、感染すると死にいたる可能性がありますので注意が必要です。現在は発症を抑える薬の開発など治療法が進化し、早期治療をすれば感染=死ではありません。しかし、ウイルスを排除する根本的な治療法が無いのも事実です。日本では近年、男女間や若年層での感染が増加中!
感染の可能性がある行為
- 性行為(生)
- AF(生)
- フェラ
- クンニ
- 69
- 素股
予防法
コンドーム着用
発症までの潜伏期間
【女・男】5年~10年(感染初期:2~4週間でインフルエンザに似た症状が出ることがある)
症状
女男とも、ほぼ症状が出ない
【女・男】個人差がありますが、5~10年ほどの間に体の免疫力(病気などへの抵抗力)が徐々に低下。
放っておくとさまざまな病気などを引き起こします。
このような症状を総称してエイズ(後天性免疫不全症候群)と呼びます。
治療法・治療期間
投薬治療:ウイルスの増殖を抑える効果のある薬を服用
※現在ウイルスを排除する治療法が無いため、投薬で発症を抑え続けます。
感染の可能性
コンドーム無しのセックス1回で感染率0.1~1%と言われています。
備考
検査が可能なのは行為の3ヶ月後から。
感染していたらその間にも他人に感染す可能性があります。
またクラミジアなど他のSTDに感染していると、感染率は高まります。
梅毒
ひと昔は激怖いSTDでした
治療薬が開発されるまでは不治の病として恐れられていたSTDです。
しかし現在は早期発見&服薬で完治でき感染者も減少しており、全STDの1%以下と言われています。
感染すると症状が3週間後、3ヶ月後、3年後と変化するのが特徴です。
3年後からの治療は難しくなります。
感染の可能性がある行為
- 性行為(生)
- AF(生)
- フェラ
- クンニ
- 69
- 素股
※皮ふや粘膜、小さな傷等から病原菌が浸入し感染することもあります。
予防法
コンドーム着用
発症までの潜伏期間
【女・男】第1期梅毒:3週間 第2期梅毒:3ヶ月間 第3期梅毒:3年間
症状
第1期梅毒
【女・男】感染した部分(性器、口、肛門、手指など)にしこりができるほか、太ももの付け根部分が腫れます。痛みが無く、症状は放置しておくと2~3週間で消えます。
第2期梅毒
【女・男】病原菌が血液に入って全身に広がり、体に小豆大のブツブツやピンク色のアザができるほか、脱毛症状が出ます。症状は3ヶ月~3年続き、自然に消えます。その後しばらくは無症状。
第3期梅毒
【女・男】皮下組織に大きめのしこりができます。現在は早期発見&治療されるので、第3期以上進行する人はほぼいません。第4期梅毒【女・男とも】梅毒の末期症状で、心臓、血管、神経、目などに重い障害が出ます。
治療法・治療期間
治療の効果を確認するため定期的な診察や検査が必要です。
投薬治療:それぞれの症状に応じた期間、経口合成ペニシリン剤を服用
<投薬期間目安>
第1期梅毒:2~4週間
第2期梅毒:4~8週間
第3期梅毒以上:8~12週間
感染時期不明:8~12週間
感染の可能性
昔に比べると感染者数は少なくなっています。
備考
分かりやすい症状が出るので、早期に治療を徹底しましょう。
先天梅毒といわれる母子感染は、胎児に感染する前に治療することでほぼ防げます。
なお、梅毒感染者はHIVにも感染している場合が多いので、HIV検査も併せて受診しましょう。