「エロさ」というのは実はとても難しいものです。裸の女性が全員エロいかと男性に問うと「ノー」という方が多いでしょう。場合によっては服の上から強調された胸の形や、チラリズムの方が興奮するという方が多数派をしめるかもしれません。エロというのは私達の生活と密接に繋がっていて、非日常よりも比較的、地味なほうが大きな興奮を生み出します。エロを計算して醸し出す「大人のエロさ」を理解しちゃいましょう。
服装について
「とにかく裸になればエロいという訳でもない」というのは先ほど説明しました。水着姿やレースクイーンの格好のような「どう?私エロいでしょ」みたいなあからさまなものは興奮しづらいのが現状です。丈のかなり短いミニスカートや谷間の見える服装も分かりやすく、誰でもできるため大人のエロさとはいいづらいでしょう。
実はエロは分かりにくいほうがいいのです。胸の谷間を強調するよりは胸の形をしっかりと出せるセーターを着る。丈を短くするより脚がキレイに見えるようなストッキングを履くなどです。もちろんここにはフェチや好みがあるので一概には言えませんが、相手の好みを理解したうえで「ちょいエロ」を目指すと上手くいきやすいようです。
トークについて
ここで重視したいのは「ギャップ」です。友達や職場の仲間同士で飲み会に行ったとしましょう。男子はいつも通り下ネタで盛り上がっています。そこに臆せず突入。雑誌なら黒く塗りつぶされるような強烈な下ネタトークを披露。私という私を全て披露尽くしました。ここにエロさはあるでしょうか?非常に厳しいと言わざるをえません。
エロい話をする=エロい、ではないのです。ノリが良すぎることで男性が引いてしまう可能性があります。男性は男性同士のアホな会話と同じノリで女性に入ってきてほしいとは思っていません。 では何を望んでいるというのでしょう。男性は女性の恥じらう姿を見たいのです。「えーやだー」「そんなの恥ずかしくて言えないよ」と恥ずかしがるふりをしましょう。そのうえで興味津津に聞く。これがギャップです。
恥じらって嫌がりながらも最終的にはエロい話にのってしまうというのが良いでしょう。
これを計算してできるようになれば大したものです。
エッチについて
エッチはトークと同じく基本は「ギャップ」が大切なのですが、恥じらいが正義かと言われると少し趣が異なります。トークのときよりも相手の好みというのを強く意識するべきだからです。 同級生気分に浸れるラブラブエッチがしたいという人もいれば、お姉さんタイプにいじめられたいという人もいます。Sの人が突然Mになったりしないように、相手により対応が異なります。
ここで大事なのは「あなたの事が好き」というのを前面に押し出す事です。「好き」という感情に勝るものはありません。多少危なっかしいところがあったとしても「まぁいいか」と許せてしまいます。この好きを自分でそう思ってなくても相手に本気だと思わせることができるのが、
大人のエロさを体得した女性でしょう。小娘にはなかなか出来ない事です。
仕草・態度について
大人の女性を目指すのであれば最低限のマナーは完璧に会得しておきたいものです。しかしなにもテーブルマナーみたいな細かいものをしっかり覚えろということではないのです。「ちゃんと挨拶をする・言葉づかいに気を付ける・姿勢を良くする」。この3つだけ出来れば問題ありません。決して難しいことは何もないのです。けれども態度というのはいくら意識しても大事な所で本性が出る類の物です。つまりここぞというときにだけ取り繕ってもきちんと出来ないのです。普段の努力が物をいうといえます。身の回りのことをきちっとしている女性が醸し出すエロさというのは特別なものがあります。そういうものが男性を虜にするのです。
エロは誰の為にあるか
大人のエロさは地味で奥ゆかしいものです。男性は大勢に向けられた愛より自分に向けられた好意に敏感に反応します。パンツが誰に見えてもいいという格好で駅構内を闊歩するなどはどうしても幼稚に見えてしまいます。「不特定多数に向けられたエロさ」への興奮度というのは低いものです。言うならばエロのインスタントラーメンみたいなものです。手軽でおいしいけど真の満足度は得られません。対して大人のエロさというのは一杯1000円を超えるラーメンです。その分仕込むのに手間がかかります。どちらにも良さがあり、良い悪いという問題ではありません。どっちのエロさを目指すかはあなたの希望次第ということになります。
まとめ
大人のエロさを簡単にまとめると「ギャップ、恥じらい、一途さ、ちょいエロ」を自由自在にコントロールできることといえます。改めて文章にしてみると、とんでもなくハードルが高いように見えます。このうち一つだけでも自在に操れるようになればそれでもかなりレベルが高いといえます。エロもスポーツや勉強と同じで努力が必要なんですね。