風俗嬢の天敵・・・アソコの病気(STD)。
衛生器具をつけていればたいていは防げますが、万一のときは自分の身体は自分で守る!しかありません。
もしものとき知ってて損はない知識をご紹介します。(その6)
疥癬(かいせん)
性行為での感染は少ないようです
首から下の全身に、激しいかゆみのブツブツができて、特に夜中にかゆみが強くなる傾向があります。
感染源は、肉眼では見えないヒゼンダニ。
昔は性感染が中心でしたが、現在は高齢者とその介護者に多く見られ、性行為による感染は疥癬全体の10%前後です。
感染の可能性がある行為
- 性行為
- 感染者との密接な接触
- タオル等
予防法
特にありません
発症までの潜伏期間
【女・男】1ヶ月間
症状
【女・男】ヒゼンダニが皮ふ内に寄生して激しいかゆみのある米粒の半分くらいの赤いブツブツ・それより少し大きなしこり・ミミズ腫れのような盛り上がった発疹。
治療法・治療期間
殺虫:クロタミトン軟膏、イオウ剤軟膏やローションを全身に塗布。また、衣類や寝具への殺虫剤散布、洗濯も必要です。
約1ヶ月間(薬による治療・殺虫:約1ヶ月間)
感染の可能性
大(感染力が高いですが、潜伏期間内に治療ができます)
備考
現在は性行為での感染は少なくなりましたが、畳の部屋で一緒に寝ていた29人中、23人が感染したという報告があるほど感染力の強いのが特徴です。
最近は高齢者とその介護者への感染が目立ってきています。
軟性下疳(なんせいげかん)
外国で感染が増加中のSTD
軟性下疳菌という細菌が原因のSTDです。
男女ともに、性器に豆粒くらいのコブができ、すぐにつぶれて痛みの強い潰瘍(ひふや粘膜がただれてつぶれた状態)になります。
日本では感染頻度の低いSTDで、日本人感染者の多くは東南アジア諸国などで感染されています。
感染の可能性がある行為
- 性行為(生)
- AF(生)
- フェラ
- クンニ
- 69
- 素股
予防法
コンドーム着用
発症までの潜伏期間
【女・男】2日~1週間
症状
【女・男】性器にコブが発生・コブがつぶれて潰瘍ができ激しく痛む・太もも付近のリンパ節の腫れと強い痛み
※口内への感染もあると言われています。
治療法・治療期間
投薬治療:マクロライド系薬剤、ニューキノロン系薬剤、セフェム系薬剤などを服用または筋肉注射。潰瘍面には軟膏を塗布。
約10日(薬の服用・注射:1日~1週間)
感染の可能性
ある。潜伏期間が短く症状が出ると激しく痛むため、感染者はほぼセックス不可能。
備考
アメリカでの感染者が増加中で、軟性下疳の患者にHIV感染者が多いとの報告があります。
日本では梅毒と混合感染していることもあります。
日本では感染の可能性が低いSTDですが、海外旅行などの際には注意しましょう。