風俗嬢の天敵・・・アソコの病気(STD)。
衛生器具をつけていればたいていは防げますが、万一のときは自分の身体は自分で守る!しかありません。
もしものとき知ってて損はない知識をご紹介します。(その3)
膣トリコモナス症
女性感染者が圧倒的多数!
肉眼では見えない原虫(ゾウリムシのようなもの)が性器内に入り込んで炎症を引き起こすSTD。
女性が感染しやすく、女性STD患者の1.8%が膣トリコモナス症といわれます。
男性にも感染りますが、尿道に感染した場合はオシッコで洗い流されて無事に済むことが多いようです。
感染の可能性がある行為
- 性行為(生)
※原虫が下着、タオル、便器、浴槽などを経由して感染する場合もあります。
予防法
コンドーム着用
発症までの潜伏期間
【女・男】約10日間
症状
女性の20~50%と男性のほとんどが症状が出ません。
【女】あわ状の悪臭の強いおりものの増加・外陰部や膣の強いかゆみや痛み
【男】尿道からのウミ・軽い排尿痛
治療法・治療期間
投薬治療:5-ニトロイミダゾール系抗原虫薬を服用。女性は膣錠を使用する場合もあります
約2週間(薬の服用:10日間ほど)
感染の可能性
高いと考えられます。
備考
若年層の男女間でピンポン感染(お互いに感染し感染されを繰り返すこと)が増加中です。
男性は、尿道のずっと奥に原虫が寄生することがあるので症状が無くても注意しましょう。
また、性交渉以外の感染ルート(下着、タオル、便器、浴槽などを経由、等)もあるので、セックス経験のない女性や幼児が発病することもあります。
性器カンジダ症
抵抗力が落ちたときは要注意です!
多くの女性がもともと膣内や腸管などに持っているカンジタ菌が引き起こす疾患です。
ですので、性行為だけが原因ではなく、体内のカンジタ菌による「自己感染」の場合もあります。
病気やストレス、抗生剤の服用、消毒液でアソコを洗いすぎるなど、身体の免疫力(病気などへの抵抗力)が低下した際に発症の可能性が高まります。
感染の可能性がある行為
- 性行為(生)
- 抗生剤やステロイド外用剤の濫用
- 消毒液でアソコを頻繁に洗浄
予防法
免疫力低下を避ける
コンドーム着用
発症までの潜伏期間
【女】免疫力の低下が多くの原因なので潜伏期間の特定は難しいです
【男】ほとんど発症しません
症状
もともと体内にある菌が原因ですが、他人にうつす可能性もあります。
女性は、かゆみ・痛みなど分かりやすい症状が出ます。
男性は、症状が出ることはほとんどありません。
【女】外陰部や膣のかゆみ・ヨーグルト状のおりものの増加・性器の炎症(灼熱感・痛み)・性交痛・排尿障害
【男】亀頭のかゆみやただれ・亀頭に小さな水泡・まれに尿道炎
治療法・治療期間
イミダゾール系抗真菌剤(膣剤・軟膏)を使用。
【女】通院して膣洗浄など
【男】軟膏など塗布
約2週間(通院・薬の使用:約1~2週間)
感染の可能性
性行為以外でも症状が出たり再発することがあります。
備考
免疫力の低下で再発をくり返すことがあります。
免疫力を下げる可能性が高い薬剤(ステロイド外用剤や抗生物質)の濫用、イソジンなど消毒液でアソコを頻繁に洗う、不潔・多汗、肥満などには気をつけましょう。